「エピジェネティクス」とは、DNAの配列そのものは変えずにその発現を制御する仕組みで、一冊の本がその人のDNA 配列全体(これをゲノムといいます)とすると、そのどのページを読むかということをきめているのが「エピジェネティクス」です。

 これまで私たちは健康エピジェネティックネットワーク(健エピネット)というサイトを立ち上げ、健康や病気などがどのようにエピジェネティクスと関わっているかを考えてきました。その中でもこの研究会でフォーカスしているような色々な問題を抱えたお子さんに希望を与える様なエピジェネティクスからのアプローチも話しあってきました(8.これまでの活動 参照)。それらから、脳神経系統の色々な段階での発達、

同じ原因遺伝子を持っていながら、周りの環境によって現れる症状は大きく変わること、

 さらには、親御さんはじめ周りの人においても、接する時の考え方や方法によって本人のみならず、接する人にも色々な効果が現れることなどにエピジェネティクスが関連していると考えています。もちろん、これらのことはまだ未解明な部分が多く、手探りの段階ですので、だからこそ、これから、そのことをアカデミアばかり出なく現場に携わる方、当事者の方とも話し合っていきたいと考えています。